石波義人の俳優日誌

公演日誌 Ⅵ(打ち上げ)

京都2日目、1月31日。

なぜか興奮して、熟睡できず、朝7時頃目が覚める。
朝食をとってからまた少し横になる。

11時頃、2日に大阪で頼まれているワークショップの教材を探しに「丸善」へ行く。
2時間ほど探し回ったが適当なものが見つからず、結局まったく関係のない「傷ついた性」というデイヴィット・ルヴォーの演出の技法について書かれた本を買ってしまった。

明日まだ1ステージ残っているが、スタッフが一緒に参加できるのは今日が最後ということで、今日は一日早いけれども打ち上げである。
ところが、今日も客席は補助席が出るほどの入りだというのに、芝居のほうは幕開きで少し笑いがあっただけでその後は客席は水を打ったように静かなのだ。私はせりふがちゃんと伝わっているのかなと不安になるほどだった。

しかし、黙劇の稽古をするシーンからは笑ってもいいお芝居なんだと安心できたのか、いつも以上の笑いがあり、2幕の刑吏のシーンの前まで小気味の良いテンポで進んだ。
そしてこういう展開のとき良く起こることだが、拷問のシーンからはお客さんが固唾を呑んで芝居の成り行きを見守っているという感じだ。こうなればどんなにボリュームを落としてしゃべってもちゃんと伝わるし、自分がお客を操っていると実感できる、役者にとっては至福の瞬間が訪れる。

もちろんカーテンコールでは極めて満足すべき種類の拍手をいただいた。


さあこれで気持ちよく打ち上げにいけるぞと楽屋に戻ったら、驚いたことに吉水さんがまたもや現れた。わざわざ京都までもう一度見に来てくれたのだ。
大阪では冷静に観られなかったといっていたから、今日もう一度見て後輩たちに何か言ってくれようとしたのかもしれない。ついでに懐かしい打ち上げの雰囲気も味わいたいと思ったのかもしれない。
ともあれ、芝居の評判がいい時には特にうれしいものだが、吉水さんをまじえて一緒に楽しく飲み食いをした。
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                  楽屋に現れた直後の吉水さん
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by scrooge9902 | 2005-02-16 01:21 | ゴンザーゴ殺し
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